電源 - 基板取り付け
110,649 品目電源 - 基板実装型について
基板実装(ボードマウント、オンボード)電源は、コンパクトなPCB組み込み電源変換モジュールで、安定化された出力電力を回路基板上に直接供給します。基板実装電源を採用すると、プリント基板の利用できる面積を最大化し、外部配線を最小限に抑え、熱結合を強化することができます。これらのモジュールは、組み込みシステム、産業用制御機器、通信機器、医療機器、分散電源アーキテクチャなどで広く使用されています。
基板実装電源の種類
- AC/DCコンバータ - 主電源電圧(120~240VAC)を安定化DC(5~48VDC)に変換します。多くの場合、安全性を確保するための絶縁と、コンプライアンス対策用EMIフィルタリングを備えています。
- DC/DCコンバータ - 高密度スイッチング、厳格なレギュレーション、高効率により、直接的なDC(12V、24V)を絶縁出力または非絶縁出力にステップ変換します。
- LEDドライバ - LED照明システム用に最適化された定電流モジュールで、調光機能と過熱保護機能を備えています。
主な利点と規制遵守
基板実装電源は、カスタム構築された電源ソリューションと比較して、エンジニアに大きな利点と、市場承認された規制コンプライアンスを直ちに提供します。
- 高効率 - 多くの場合90%以上で、放熱を抑え、外部冷却の必要性を低減します。
- コンパクトな業界標準フットプリント(フルブリック、1/4ブリック、1/8ブリック)により、モジュール式電源システムの設計が可能になります。
- UL/IEC 60950-1、IEC 62368-1、EN 60601-1の安全規格は、安全な絶縁レベル、沿面距離/クリアランス距離、感電や火災の危険に対する保護を保証します。
- EMI/EMCコンプライアンス(EN55032、FCC Part 15、CISPR)は、伝導および放射エミッションが近くの回路を妨害するのを防ぎ、電源が外部干渉の影響を受けにくいことを保証します。
- 市場アクセス - 欧州ではCEマーク、北米ではUL認証、中国ではCCC認証が製品展開に必要とされることが多く、設計サイクルの後半でコストのかかる安全性の再確認を省くことができます。